スケートアメリカ同様スケートカナダも、女子シングルは美しく熾烈な戦い再び!でした。アレクサンドラ・トゥルソワ選手~。あなた、そんなに可愛いのに、4回転3本も跳ぶんですか・・・。
1位 アレクサンドラ・トゥルソワ SP74.40 FS166.62
2位 紀平梨花 SP81.35 FS148.98
3位 ユ・ヨン SP78.22 FS139.27
トゥルソワ選手はSP3位発進でしたが、FSで十分首位を狙えることは、本人はもちろん多くの人が予想していたでしょうねぇ…。そして、予想通りの結果となりました。
トゥルソワ選手、あんなに細く見えるのに、ジャンプは強い!そのジャンプを活かした力強いプログラムは見応えがあって、惹きつけられます。
スケートカナダ2019 女子 (私的独断的)ダイジェスト
本田真凛選手
事故はやはり大変だったのですね。
刑事くんが「生きててよかった」と思い、ショックを受けている真凛ちゃんを見て、「僕がしっかりしないと」と考えたことが、下の記事にあります。
しかし、二人ともにその不運を力に換えたのかと思うほど、表彰台に乗った刑事くんだけでなく、真凛ちゃんも立派なFSでした。
SP セブン・ネーション・アーミー では 気持ちがまだ落ち着いていなかったのか、精彩を欠き、10位。
でも、FS La La Land は一転、やりきった!
事故の2週間前にも練習で頭を打って、救急車で運ばれていたそうです。
「不安のなかで滑る勇気よりも、棄権を選択する勇気は私にはなかった。今は心から出て良かったと思う」
棄権するのも、もちろん勇気がいります。だからこそ、その勇気を持つべき時はそうするべきなのでしょうが、難しいのは分かる。
一般人でも、風邪で熱があっても会社行ったりするしねー。(*_*)
結果的に真凛ちゃんが「心から(試合に)出て良かった」と思えたのは、本当に不幸中の幸いでした。
昨シーズンは、ジャンプが安定せず、見ていてツラそうな試合が多かったけれど、きらきら輝く真凛ちゃんが戻ってくる、そんな予感を抱かせてくれる演技でしたよ。
総合6位は立派!
紀平梨花選手
さすが、昨シーズンのグランプリファイナル金メダリスト!
SP Breakfast in Baghdad は、気迫漲る素晴らしい演技でした。
梨花ちゃんが滑る一歩ごとに、空気が帯電していくようで…。
最後には昨シーズンのFSだったBeautiful Storm じゃないけれど、雷とか雨とか風とか呼ぶんじゃないかと思った。( ゚Д゚)
本当に強くなったなぁ。昨シーズンにはあったジャンプの不安定さがありません。
トゥルソワ選手、シェルバコワ選手4回転複数跳ばれるとどうしても負けてしまうかもしれませんが、梨花ちゃんの完成されたプログラムは、シニア上がりたての彼女たちとは、やはり一線を画しているように思います。
彼女も4回転を入れる練習をしているそうですが、このアスリート魂溢れる演技を見ると、習得する日も近いのではないかと期待してしまいます。がんばれ!
ブレイディ・テネル選手
スケートアメリカに続いてのエントリー。4位。惜しくも表彰台を逃しました。
ファイナル進出はどうでしょうか?ほかの選手の結果待ちですね。
スケートアメリカとの連戦でしたが、疲れを感じさせない職人気質の素晴らしいスケーティングが見られました。
7月に足が骨折していた影響なんて、2戦ともに感じさせません。
ひとつ、不満~。と言っても、テネル選手への不満ではなく、これ!
このフィニッシュのカメラワークです!↓
スケートアメリカを見習ってください!
次戦はいよいよ、フランス杯ですよ~。宇野昌磨参戦ですよ~。今から、緊張してますよ~。私が。